妻が半年前、脳梗塞で倒れた。
当初はICUに入り、最悪は目覚めない可能性すらあった。
しかし幸いなことに快復し、転院を経て現在は自宅療養に切り替わった。
だが、難病の妻を抱えて生活していくのは並大抵のことではない。
日常生活を送るのが困難なため、目を離すことはできない。
どこに行くにもなにをするにも介助しなければならない。
その上、脳の損傷により、妻は思考力や感情の制御ができなくなった。
会話が理解できないし、脈絡のない話を続け、気に入らないことがあればすぐに怒り出すのだ。
もちろん1番辛いのは本人だろう。
これまで出来ていたことができず、情けない想いもあるハズだ。
だが、わたし自身、この生活がいつまで続くのか怖くて仕方ない。