関節痛の主役の関節は骨と骨のジョイントの役目をしているところです。そして、関節の骨と骨の擦り合わせの部分がぶつからないように関節軟骨というものが、いわゆるクッション的な役割をしています。
そのほか関節を包んでいる関節包というものは滑液を分泌してくれるところで、機械ならば油を差してくれる役割だったりします。他にも靱帯や筋肉、神経、血管などで関節の1つの部分が作られています。
関節の軟骨部分は痛みが感じないところですが、その回りに神経がたくさんあるので、そこが敏感に反応し、痛みとして、わたし達を苦しめるわけです。ちょっとの変化でも、痛みとしてすぐに感じるようになっています。
そのために加齢によって、滑液分泌が少ない、軟骨が減ってきた、筋肉が衰えたということだけでも敏感に神経が感じ取って、膝や肩、首、などの痛みとして表われるというわけです。
そのほかにもいろいろな関節痛の原因があります。滑液分泌が少ない理由には滑膜の炎症があります。また靱帯が伸びてしまうなどの場合もあります。膝だけに限らず加齢によってこのような原因から腰、腕、肩、首などが痛む事が多くなってきます。
このような関節系の悩みにはロコモプロなどのプロテオグリカン配合サプリが人気です。
自転車で膝痛が起った場合
自転車に乗っていることで膝痛が起ることがあります。多くの原因は靭帯炎(膝蓋靱帯炎・腸脛靱帯炎)と言われています。靭帯炎は筋肉の疲労と靱帯硬化によって起ります。つまり靭帯炎になってしまうわけです。
そこで、この靭帯炎を予防するには膝の周辺をストレッチによって柔軟にすることです。そしてそれとともに筋肉の強化も必要になってきます。膝の痛みというとグルコサミンやコンドロイチンが有名ですが、自転車による靭帯炎は加齢によるものではないので、効果は期待できません。
自転車運転中に痛みが襲ってきたら、まずすぐに運転をやめることです。そして、なるべく早く冷却剤などで15分以上冷やしましょう。痛いところを温めることは絶対にしないように。お風呂もできれば痛いところをお湯に浸けないように入るのが一番です。
インドメタシン配合のシップ薬などは鎮痛作用があるだけなので治療にはなりません。鎮痛剤作用のある湿布剤は1時間以上付けないことが原則です。もし翌日まで痛みがあるときは、足をなるべく休ませるようにしないと後々の治りが遅くなります。自転車に乗っているときに起る膝痛のときには参考にしてください。