海岸を歩くと実にいろいろな出会いがあります。貝殻、珊瑚、瑪瑙、シーグラス、昔のお皿のかけら。珍しいところではサメの歯の化石や、トゲがとれたウニの殻やガラスの浮き玉。
私は昔、外国人が多く暮らしていたという地域の海岸を歩きました。すると、美しい花柄のお皿のかけらがひっそりと打ち上がっていました。ずいぶん前から海を漂って居たのでしょう、角は波で削れて丸く滑らかです。手に取ると、昔の誰かの物語が内包されているようでポケットに入れて持ち帰りました。家でこのお皿の元の姿を検索すると、偶然、アンティーク皿専門ネットショップで今から120年前のフランスアンティーク同じ柄を見つけました。
想像以上に華やかな元の姿にすっかり惚れてしまいました。そこで、このネットショップからこのアンティーク皿を購入することにしました。今、発送を待っています。手に取る日が楽しみです。