リンゴと花を一緒に置いたらどうなるのだろう。「誰か花に水をやりすぎた?」、「いいえ、誰も何もしていないけど」、「でも何だかしなびた気が」。半熟の果物とリンゴを一緒に置いたらどうなるだろう。「あれ?いつの間にかミカンの色が濃くなったような」。
あなたはリンゴとエチレンガスの関係について何か知っているでしょうか。
私は中学の現代文の教科書で少しだけ習った記憶があります。リンゴが発するエチレンガスには食べ物や植物の成長を促進させるなどの働きがあるそうです。
エチレンガスはリンゴが発するものですが、他にじゃがいも、トマトなども同気体を発するとされています。また、同じリンゴでも品種によって発生量が変化します。
尚エチレンガスは植物の熟成を促進させますが放置すると老化に至ります。炭酸ガスの濃度の高い所ではエチレンの発生は抑えられるようです。
果物ではバナナやミカンもエチレンを発します。この効能を上手く利用すれば、食物の成熟を促し程よい食べごろにできます。逆にこれらのフルーツと野菜などを一緒にすると腐りやすくなります。
エチレンガスの発生とリンゴの食べごろの関係は定かではありませんが、品種により食べごろが異なるのは確かです。エチレンガスを上手く活用し美味しく食べたいものです。
侍エンジニア